私たちの理念

 野生動物が身近になる昨今、私たちの暮らしにさまざまな影響を与える野生動物の問題は一般的な関心事となりつつあります。農業被害をはじめとする人との軋轢、少子高齢化する農山村での対策、突発的な市街地への出没、遺伝的な多様性を消失させる外来種の侵入、遭遇や感染症によるリスク、地域的な分布の拡大と消滅。

 多様な問題が発生する一方、地域の特性に応じて多様な課題が山積しており、問題解決への道のりが遠く感じることも稀ではありません。

 私たち”サル管”は、専門的な立場から、ニホンザルをはじめとした野生鳥獣による問題解決を支援したいと考えています。対策技術の向上と担い手の育成をサポートし、人と野生鳥獣の問題を解決に導くことで、両者が持続的に共存できる地域づくりをお手伝いします。また、全国の行政・学術団体・市民・農林業従事者・事業者等の連携を促進し、社会課題の解決と地域の創生に寄与することを最終の目的として活動していきます。